子供の頃、散々母親から言われたのが「あんたいつまでもいちびってたらあかんで💢」というお小言。何度も言われ過ぎたので、いまだにその時の情景や母親の言い方までハッキリ記憶にこびりついている。
関西の人ならみなさんご存知の、“いちびる“とは、「お調子者」「目立ちたがり屋」という意味である。
友達を家に招いた時、従兄弟が遊びにきた時、旅行に行った時、いろんな場面でいちびっていた。その心は、(母親に)自分をよく見せたい、つまり見栄っ張りである。
友達と一緒だと親の前ではヒーローぶって悪ふざけし、普段ビビっちゃってできないようなことが出来たりするのである。
(心の中で)お母さん、僕ってすごいでしょーって。
今、小6の娘がいちびっているのを見ると、つくづく親子だなぁと思う(笑)
さて。
悪ふざけが過ぎる“いちびり“は好ましくはないが、使い方によっては有効になるというのが今日のお話。
それは、相手に対して「自分はできるヤツですよ!」とハッタリをかますことである。
僕は29歳の時に英語とITを学びにアメリカに留学し、31歳の時に帰国。
帰国前にサンフランシスコで受けた日本のIT企業の面接では「英語とコンピューターは任せてください!」とハッタリをかまし、海外のクライアントと英語でコミュニケーションが取れる即戦力のネットワークエンジニアとして中途採用された。
しかーしである。
所詮、たかだか2年間で英語もITもほぼ知識0からでマスターできる筈もなく(しかも現地では遊んでばかりだったし・・)、会社からものすごくがっかりされながらも必死に英語やネットワークを勉強し始めたのは苦い経験。
日本に帰ってきてから英語の勉強を真面目にやったなんてちゃんちゃらおかしいけど、必要に迫られると人はヤルのである。
そして今、「お前、何いちびってんねん!」とどんだけ言われようが、全く気にすることなく、いちびり全開で楽しんでいるのが、TEC(旅育イングリッシュコミュニティ)という英語の勉強コミュニティ
「英語ができなくても外国人になりきったらオモロイんとちゃう?」
ってことで、メンバーには
・Amy
・Ryu
・Sarah
・Melissa
・Yummy
・Solar(僕)
がいて、実は彼らの本名はほとんど覚えてない(笑)
山村ソウタではなくSolarになりきることで、普段言えないようなことも感情をストレートに出せることができたりするから不思議だ。
結論。
どんどんいちびっていいのである。